でもカチカチに硬くてこんなの今すぐに使えないよ・・・
とお悩みのそこのあなた!
その悩みはこの記事を読むことで解消されます。
新品のグローブというものはカチカチに硬いです。
新品のグローブは型付けを行ってボールを捕れるようにしないと試合ではもちろん練習でも十分に使用することはできません。
ですので、オーダーグローブが届いたら次にすることはグローブの型付けです。
グローブの型付けにはいくつかやり方がありますのでメリット・デメリットを踏まえて簡単に紹介していきます。
これからグローブの型付けをしていく!という方はこの記事を参考に自分に1番あった型付けの方法を選択していただければと思います。
新品のグローブの3つの型付け方法
①手もみ型付け
②湯もみ型付け
③スチーム型付け
基本的にグローブの型付け方法は上記の3つです。
今回の記事ではグローブの型付け方法とそれぞれのメリットとデメリットに加えて斬新な型付け方法を番外編として紹介していきます。
そもそもグローブの型付けとは?
グローブを使いやすいように捕りやすいように型を付けることがグローブの型付けです。
ですので、新品のカチカチのグローブをただ柔らかくすることが型付けではありません。

グローブの型付けの基本的な2つの工程
上記にもあるようにグローブの型付け方法はたくさんあります。
さらに型付けをする人によって異なるやり方があるため、湯もみ型付けをするにしてもどのやり方が正しいなどの型付けの方法に対する正解はありません。
使いやすいグローブに仕上げることがグローブの型付けにおける正解だということができます。
しかし、湯もみ型付けや手もみ型付け、スチーム型付けなど様々な型付けの方法がありますがグローブの型付けには欠かすことのできない2つの工程があります。
それが【揉み】と【叩き】です。
基本的にこの【揉み】と【叩き】の2つを上手に行えば使いやすいグローブに仕上げることが可能です。
ですので、どの型付け方法をするにしてもこの【揉み】と【叩き】の2つの工程は必須になるため、【揉み】と【叩き】のやり方とコツについてまず解説していきます。
揉み
画像引用:https://tai-spo.com/f/glove_machining
揉みとはグローブ全体=土手芯やグローブがヒンジやウェブ、各指などを丁寧に自分の手で揉み込む工程のこと。
グローブ全体を動きやすくするためにグローブ全体を柔らかくしていきます。
揉みの工程ではグローブに折り目を付けるのではなく、捕球する際にグローブが曲がる部分を揉み込んで柔らかく革を馴染ませる意識で行うこと。
叩き
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画像引用:http://www.sportsmario.net/features/handfir_grab
叩きとはグローブ全体的に揉みの工程が終わり、ほぐし終わったグローブをグラブパンチャー(木槌)を使用して叩く工程のことです。
革は叩くことで伸びて柔らかくなりますので、捕球面やグローブを曲げる部分などを叩くことでグローブとしての型・ポケットを作っていきます。
この叩きの工程で自分が使いたいグローブに近づけていきます。
1カ所を重点的に叩き続けるのは厳禁です。1カ所を重点的に叩き続けると他の場所が浮いてくるので、全体的に調整をしながら叩いて革を伸ばしていきましょう。
以上がグローブを型付けする上でメインとなってくる工程です。
この【揉み】と【叩き】を何度も繰り返して自分が理想とするグローブに近づけています。
では、これからグローブの型付け方法について解説していきます。
①手揉み型付け
1番ベターな型付けの方法がこの手揉み型付けです。
手揉み型付けとは
自分の手やグラブパンチャー等を使用し(スポーツ店ではトントン機を使用したりもします)、グローブをほぐし自分の使いやすい型を作っていく型付け方法のこと。
グローブの革自体を柔らかくするためにオイルを塗った上で、揉みと叩きの工程をするのがより良いです。
手もみ型付けは東京のベースボールマリオさんが有名です。
≫≫ベースボールマリオさんの『手もみオイル型付け』の詳細はこちら

②湯揉み型付け
湯揉み型付けとは
読んで字の如く、お湯を使ったグローブの型付け方法のこと。グローブをお湯に浸けた後に揉みと叩きの工程を行うことで使いやすいグローブに仕上げることが可能。
多くのスポーツ店で行われている型付け方法がこの湯揉み型付けです。
久保田スラッガーが提唱し始めた湯揉み型付けですが、一般的に革製品には水分は天敵ですが。
しかし、グローブをお湯に浸けることで革が一時的に柔らかくなるため、その間にグローブを使いやすい型に仕上げていきます。
なんで水じゃなくてお湯なの?
水はお湯に比べて革に形状を記憶させることができないから。
ただ、お湯に浸ける時間や温度を誤ってしまうと革を痛めてしまう恐れがあります。
まお湯に浸けることでグローブは暖かくなるので革が一時的に柔らかくなった状態でグローブにストレスがない状態で型付けを行うことができます。
湯もみ型付けで大切なことは【乾燥】です。
湯もみ型付けではグローブの天敵であるお湯(水)使用して型付けを行います。
この乾燥という工程が不十分だとグローブにカビが生えてしまったりとグローブが傷んでしまいます。
ですので、十分にグローブを乾燥させる必要があるので、自分で湯もみ型付けを行う際はしっかり乾燥させることを意識しましょう。
youtube.com/watch?v=BHjzIZ-jVTo&t=155s
③スチーム型付け
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引用:http://beseballweapons.com/characteristic_steam_processing
スチーム型付けとは?
湯揉み型付けがグローブをお湯に浸けて型付けをするのに対し、グローブを蒸し器に入れて温めることでグローブの型付けを行う方法
このような蒸し器にグローブを入れて、グローブを温めます。
その後同じように揉みと叩きをすることで型付けを行うのがスチーム型付けです。
④番外編:型付けはしない?
いろんなグローブの型付け方法がありますが、中日・巨人で活躍した守備の名手井端選手のグローブの型付け方法が特殊でしたので紹介します。
井端元コーチは新品のグローブを上記で紹介した型付け方法は用いずに、いきなりキャッチボールとノックで使用して型を作っていきます。
キャッチボールやノックでボールを捕球しながら革を伸ばし、馴染ませグローブの型をつくっていきます。
時間はかかってしまいますが、実際に使用しながら型を付けていくので自分がプレーをするときの型に仕上げることが井端選手流の型付けのメリットということができます。
最後に
以上が主なグローブの型付け方法となります。
分かりやすいようにメリットとデメリットを踏まえて紹介しました。
ひとつのグローブに対して型付けをすることは基本的に1度だけです。
言い換えるとその1度だけの型付けでそのグローブの今後が変わっていくということです。
自分でやってもよし、プロ(お店・メーカー)に任せるもよし、自分が自信を持って不安なくプレーできるグローブに仕上げるために参考にしていただければと思います。
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