2018年に発売された【ミズノ・グローバルエリートHセレクション インフィニティーシリーズ】
その年の甲子園でも後にプロ入りした藤原恭太選手(現・千葉ロッテ)、小園海斗選手(現・広島カープ)が使用していて話題になりました。
報徳学園の小園海斗
大阪桐蔭の藤原恭大
この2人枚方ボーイズで一緒に
野球しててお互い最後の甲子園に出るためにグローブとスパイクを
揃えたみたい笑笑
ライバルっていいな
二人とも甲子園で暴れるだろな!#大阪桐蔭#報徳学園#ライバルリツイート
いいねよろしく! pic.twitter.com/biVp2AmmW3— kouta (@baseballkouta0) July 31, 2018
グローバルエリート・インフィニティシリーズはこれまでのグローバルエリートシリーズよりも1ランク上(ミズノプロよりかは下)と位置付けされていますが、一体グローバルエリートインフィニティーシリーズはどういう特徴があるのでしょうか?
また、これまでのグローバルエリートとはどういた違いがあるのでしょうか?
といった悩みをこの記事ではオーダーグローブ専門メーカーであるGRANSTARが解説していきます。

グローバルエリートインフィティーシリーズの特徴は?
結論からズバリ言います。
グローバルエリート・インフィニティーシリーズの特徴は【軽量感】と【即戦力性】です。
ひと昔前まではガッチリしていて仕上がり自体も硬く馴染ませるまでにかなりの時間を必要とするグローブが多かったですが、逆に軽量で操作性が良くグローブ自体も柔らかめで馴染むのが早いのが現代のグローブの特徴です。
その現代のグローブをまさに再現したのがこのグローバルエリート・インフィニティーシリーズです。
軽量感の追求
グローバルエリート・インフィニティーシリーズの大きな特徴の1つとして挙げることができるのが「軽量感」です。
実際にグローブをはめると強く体感することができますが、ミズノプロのグローブよりもかなり軽い仕上がりとなっています。
グローブの軽量化を追求するためにパーツの形状を見直すことで実際の重量の軽減化を実現し、グローブの重心を手元にくるように設計することでより操作性を向上させた。
これがグローバルエリート・インフィニティーシリーズのグローブです。
耐久性の向上
しかしグローブは軽いだけではダメです。
グローバルエリート・インフィニティーシリーズのメインターゲットである中高生が日々の練習でも使用し、大切な試合で最高のパフォーマンスを発揮するためにはグローブ自体の「耐久性」が必要となります。
軽量感と共に耐久性を維持するためのミズノの工夫は大きく2点あります。

1点が当て革での捕球面の補強
捕球面とヒラ裏の革の間に「当て革」という薄い革を入れることで捕球面の張りとしっかり感が維持されます。
当て革があることで毎日の練習で使用している中でもグローブがへたりにくくより良い状態を維持することが可能となります。

2点目がDlink
ボールの衝撃を受けやすい部分に補強紐を通すことで捕球面への直接的なダメージが軽減されます。
Dlinkのおかげで破れやすい捕球面の部分も破れにくくなり、グローブのより良い状態を維持することができます。
こうして、グローバルエリートは「軽量感」を実現しグローブの操作性を高めることで選手のプレーのパフォー マンスを最大限に引き出しつつ、グローブのベストなコンディションを長く維持するための「耐久性」を実現しています。
グローブ自体は素晴らしいですが、このグローブ1つで高校野球2年半を乗り越えるには少し不安が残ります。
ですので、このグローバルエリート・インフィニティーシリーズは「試合用」として使用し、普段の練習は別に「練習用」のグローブを使用する方法がインフィニティーシリーズの良さを最大限に引き出してくれる使用方法だと思います。
新色「ラディッシュ」が超かっこいい
グローバルエリート・インフィニティーシリーズで採用されているカラーは「レディッシュ」という新色です。
このレディッシュは高校野球でも使用することのできるカラーの中で最も赤い色です。

これまで高校野球で使用できる赤系統だとスプレンティッドオレンジが人気でしたが、このスプレンティッドオレンジよりも赤く高校球児からは間違いなく爆発的な人気となるカラーです。
グレードはグローバルエリート以上ミズノプロ未満
このグローバルエリート・インフィニティーシリーズはミズノ中でのグレードとしては、価格を見ても【通常のグローバルエリート以上ミズノプロ未満】ということができます。
ミズノプロ | ¥55000 |
---|---|
グローバルエリート・インフィニティーシリーズ | ¥53000 |
グローバルエリート | ¥46000 |
価格的にはミズノプロと2000円しか変わりませんが、定番品ではミズノプロは「ラディッシュ」のカラーのグローブがないため、ラディッシュの色のグローブが欲しい人はこのインフィニティーシリーズを購入することがオススメです。
まとめ
ということで、2018年に発売されたミズノ・グローバルエリート インフィニティーシリーズを紹介しました。
”イマドキ”なグローブの象徴であるともいうことのできるインフィニティーシリーズ
軽量感と特別な型付けが不要なほど手に馴染みやすいが故に耐久性は少し劣ってしまうのがこのグローバルエリート・インフィニティーシリーズのデメリットということができます。
ですので、中学野球・高校野球をこのグローブ1つで乗り越える!というよりかは練習用グローブと併用したり、最後の半年間で使い切るといった使い方がベストなのではないかと思います。
