野球をしていく上で必要不可欠なのがグローブです。
そのグローブが自分のプレーを左右するといっても過言ではありません。
いいプレーをできるのかできないのかはグローブによって変わってくるとも言うこともできます。
つまり、グローブは全ての野球人にとって『武器』ということができます。
そんな野球人にとって『武器』であるグローブですが、そのグローブの性能を生かすも殺すも大切にグローブを使うかどうかによって左右されてきます(もちろん使い手の実力も大切ですが)
武士が刀を錆びさせないように、日々最高のコンディションを維持できるように刀の手入れをするように、グローブも最高のコンディションを維持し、最高のパフォーマンスを発揮できるように手入れが必要です。
グローブの手入れの工程として、汚れ落とし→保湿・保革→仕上げ・ツヤ出しといった工程に分けることができますので、今回は、グローブの各工程別の手入れにオススメの道具を紹介していきます。
日々の汚れ落としにオススメの手入れ道具
練習や試合が終わって砂や汗で汚れたグローブ
まず初めに行うのが汚れ落としです。
グローブの手入れをする順番として、まずは付着した土や砂埃などをしっかり落とすことが必要です。
汚れ落とし専用のオイルなどを使うと手っ取り早く頑固な汚れを落とすことはできますが、まず初めにブラシを使って紐やウェブの間、革の繊維の間に入り込んだ土や砂埃を落としていくことがオススメです。
汚れ落としを行わずに保革系のオイルを使って手入れをしていくと、グラブに付着してる土や砂埃がオイルと固まってしまい、頑固な黒い汚れになってしまい、その汚れはグローブの劣化の原因になります。
なので、まずはブラシや布などを使ってグローブに付着した土や砂埃を取り除く必要があります。
ローリングス・汚れを取れブラシ(豚毛)
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汚れ落としには豚毛のブラシがオススメです。
豚毛ブラシの特徴として、他の馬毛などのブラシと比較すると、毛先が硬く汚れ落としに優れています。
豚毛ブラシでオススメなのが、こちらのローリングス社の汚れを取れブラシ(豚毛)です。
価格も890円とリーズナブルな価格設定なので購入しやすいですし、サイズも手のひらサイズでかさばらないので、グローブ袋やバッグに入れて毎日持ち歩き、練習や試合終わりにサッと土や砂埃を落としてしまうのがオススメです。
M.モウブレイ 豚毛ブラシ
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また、野球道具メーカーではありませんが、M.モウブレイという革靴の手入れに使用するブランドのブラシや手入れ道具をGRSNSTARでは工程に合わせて使用しているので併せて紹介します。
汚れ落としにオススメのオイル
女性がスキンケアの際にクレンジングオイルで化粧を落とし、すっぴんの状態にするのと同じで、グローブもしっかりと手入れをするときはブラッシングで土や汚れを取り除くだけでなく、頑固な汚れや染み込んでいるオイルを落とし、一度すっぴんの状態にしてあげることが必要です。
そのグローブをすっぴん状態にする際に活躍するのが、汚れ落としクリーナーになります。
活用方法としては、クリーナーを適量取り、タオルや歯ブラシを使用すれば頑固な汚れも綺麗に落ちます(汚れ落としクリーナーの使いすぎは厳禁です)
では、オススメの汚れ落としクリーナーを紹介していきます。
Hi-Gold マルチクリーナー
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当ブログで1番のオススメがこちらのハイゴールド社のマルチクリーナーです。
半練りタイプで使いやすく、容量も大きいのでコスパも最強なうえ、スパイクの汚れ落しにも当然使用できるので、これ1つあれば野球道具の汚れ落としは網羅できたと言っても過言ではない商品になります。
GRANSTARスタッフも学生時代こちらの汚れ落としクリーナーを使用していたので太鼓判の商品となります。
ローリングス 卵殻スーパーストロングメンテナンスクリーナー
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こちらも人気の汚れ落としオイルです。
「男前に磨きをかける!」がコンセプトのローリングス社の卵殻スーパーストロングメンテナンスクリーナー
卵殻を配合することで、スクラブ効果で革繊維内の汚れまでしっかり落としてくれるクリーナーです。
久保田スラッガー グローブ・スパイククリーナー
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こちらも人気の商品です。
久保田スラッガー社のグローブ・スパイククリーナー
最初に紹介した2つより水分が多く固体感の少ないクリーナーとなります。
使用感もよく高校球児に人気があります。
ホワイトベアー・レザーローション
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汚れ落としは固形のクリーナー以外にも液体タイプも人気です。
こちらのホワイトベアー社のレザーローションはしっかり汚れを落とせることはもちろん、保革やツヤ出しの効果があるため人気の汚れ落とし系の商品になります。
人によって固形タイプと液体タイプの好みが別れますので、自分が使いやすい方を購入することをオススメします。
保湿・保革にオススメのオイル
グローブの汚れをきれいに落とし、すっぴんの状態にしたら、次は革に水分と栄養を与えてあげます。
保湿と保革です。
保湿・保革系のオイルの塗りすぎはグローブが重くなる要因ですので、保湿・保革系のオイルの塗りすぎは厳禁です。
グローブが乾いてきたな~と感じてきたら塗る程度でOKです。
では、保湿・保革系のオススメのオイルを紹介していきます。
ハタケヤマ グラブワックス
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グローブの手入れといえばこのハタケヤマ社のグラブワックスではないでしょうか。
実際に、高校や大学の野球部の中でも使用率は高く、「とりあえずハタケヤマ社のグラブワックスを使っておけば間違いない」と言わんばかりの人気商品です。
こちらのハタケヤマ社・グラブワックスの1番の特徴はグリップ力です。
保革の性能があることはもちろんですが、このオイルを使用すると塗った部位のグリップ力が高まるので、ボールがギュッと止まります。
このグリップ力が1番の特徴のオイルですので、捕球面への使用がオススメです。
ミズノプロ・レザーコンディショナー
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ミズノ社のレザーコンデショナー
先ほど紹介したハタケヤマ社のグラブワックスはしっとりした仕上がりですが、こちらのミズノ社のレザーコンディショナーはベトつきが無くさらっとした仕上がりになるのが特徴で、重くなりにくく、グローブの使用直前でも使用することができます。
ローリングス・濃革 トリートメントオイル
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こちらのローリングス社の濃革トリートメントオイルは保革の機能はもちろん、革の色を濃くする効果があるオイルですので、色落ちの激しいレッド系統やブルー系統のグローブを使用する人にオススメのオイルになります。
ラナパートリートメント
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野球メーカーのオイルではありませんが、革製品のトリートメントオイルとして有名なこちらのラナパー。
YouTubeでも取り上げられることも多く、グローブの手入れにも使用されることが増えました。
GRANSTARでもこのラナパーを使用しています。
ラナパーの特徴としては、100%天然素材でできたオイルで非常に伸びが良く、薄く全体的に塗ってあげるだけでしっとりした仕上がりになるだけでなく、グローブの色とツヤを与えてくれるオイルです。
ジュンケイグラブ・伝統のグリス
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オイルではありませんが、こちらのジュンケイ社の伝統のグリスも保革にはオススメです。
一般的に、グリスというのは捕球面のヒラとヒラ裏を接着するもので、グローブの表側から特別塗ったりするようなものではありませんが、ジュンケイ社がメンテナンス用として開発したのが、こちらの伝統のグリスです。
GRANSTARでも湯もみ後の仕上げとしてこちらのジュンケイ社の伝統のグリスを使用していますが、非常にオススメの商品になります。
伝統のグリスの特徴としては、保革やツヤはもちろん、塗ると革自体にハリが生まれグローブのしっかり感が戻ります。
また、一度伝統のグリスを塗ると持ちが非常にいいので、しばらくオイルを塗らなくてもしっとりした状態を維持できるのも大きな特徴です。
少量ではありますが、1度に使用する量も他の保革系のオイルと比較しても少ないのでコスパも抜群で、この万能オイルである伝統のグリスはGRANSTARとしてもイチオシの商品です。
仕上げ・ツヤ出しにオススメの手入れ道具
ブラッシングをして大まかな土や砂ぼこりを落とし、汚れ落としクリーナーを使ってグローブをすっぴんの状態にして、グローブに栄養を与える保革オイルを塗れば、残すは仕上げとなります。
この仕上げをしっかり丁寧に行うと、グローブをいい状態で長く使うことができますし、外見もかっこよく仕上げることができます。
グローブの手入れの仕上げにオススメなのがムートンです。
ムートンで丁寧に磨いてあげるとグローブにツヤが出て男前に仕上がります。
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大きいタイプと小さいタイプがありますが、個人的には大きいタイプのものが好きです。
お財布と相談して購入するのがいいですね。
型付けにオススメの手入れ道具
ハタケヤマ・リキッドオイル
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グローブの型付け用のオイルで1番人気なのがこのハタケヤマ社のリキッドオイルです。
スプレータイプで柔らかくしたい箇所に塗布して揉みと叩きを行うことでグローブを柔らかくすることができます。
ミズノプロ・レザーケアクリーム
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ミズノ社のレザーケアクリームは新品のグローブ用のオイルです。
グローブ全体に薄く塗り込み浸透させ、揉みと叩きを行うことでグローブを柔らかくすることができます。
ザナックス・3WAYグローブハンマー
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グローブの型付けに必須といっても過言でh無いのがグローブハンマーです。
グローブハンマーもいろんな形のものが販売されていますが、一番オススメなのがこちらのザナックス社の3WAYグローブハンマーです。
3WAYグローブハンマーの特徴はハンマーの大きさが2つ異なるので、部位に応じて使い分けることができることと、柄の部分が指入れ部の仕上げに使えるようになっていて、これがあれば他に何もいらないと言っても過言ではない至れり尽くせりのグローブハンマーです。
最後に
以上、グローブの型付け~日々の手入れにオススメのオイルや手入れ道具を紹介しました。
自分の手となり武器となるグローブを大切に扱うことは野球人にとっては義務といっても過言ではありません。
グローブを丁寧に手入れを行うことで、グローブをいい状態で長く使用することを可能とします。
それ以上に丁寧に手入れをしたグローブには自然と愛着が湧きますし、きれいなグローブでプレーすることは何よりモチベーションに繋がります。
いろんな手入れ道具がありますが、今回紹介したことを参考にあなたにとってピッタリな道具に出会えい、今以上に相棒であるグローブを大切にしていただけると嬉しいです。
GRANSTARは本気の野球人に”最強の武器”を提供します。
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