グローブには指またと呼ばれる部位があります。
近年は内野手用のグローブの多くが指またがあるものが多いですが、指またにはどんな効果があってメリットがあるのでしょうか?
結論から話すと、内野手のグローブにとっては指またがあるメリットは非常に大きいです。
グローブの指またって?内野手なら指または必須なのか?

そもそも指またというのは上↑の画像の黄色の○で囲んだところです。
この黄色の○で囲んだ人の手の指と指の間の水かきのようなところがグローブの指またと呼ばれる部分になります。
ハートの部分と同じように、捕球面のパーツからの折り返しになるため、捕球面と背面の色が違うグローブではここの色は背面とは異なる色になります。
▼捕球面と背面の色が違うと指またの色が目立ちます

▼指またが無いグローブ

指またのメリットは?
①グローブの耐久性UP
グローブの指またのメリットとしては大きく2つ挙げることができます。
その1つが耐久性の向上です。
投げたボールやゴロやフライといった打球は当然ウェブ下や手のひら部分で捕球します。
その際にグローブとして衝撃を受けるのがこの指またのある人差し指と中指の間です。
なので、グローブを長く使用し、何度も捕球を繰り返していくと、人差し指と中指の間のハミダシの部分から裂けて敗れてしまうというグローブの故障が多いです。
下の画像を見ると指またのメリットが分かりやすいです。
▼指またの有無の違い

捕球面側から見た指またの有無の違いです。
青〇で囲んだ人差し指と中指の間が指また【あり】、黄色〇で囲んだ中指と薬指の間が指また【なし】です。
両方を比較すると、指またがない中指と薬指の間は捕球するボールが直接ハミダシに直撃してしまいますが、指またのある人差し指と中指の間は繋がっていないので一番裂けて破れやすい部分に直接ボールが当たらないようになっているので、グローブを長く使っていく上でも故障しにくいグローブになるということです。
②人差し指と中指の間が開きやすい
指またがあることによって、捕球面は広くなります。
また、指またのあるグローブは指またがないグローブと比較して開きやすいグローブになります。
では、なぜ内野手用のグローブはより開いた方がいいのでしょうか?
その理由は、グローブはより開いた方が、幅広い打球に対応しやすくなり、またグローブも自由自在に使うことができるからです。
最後に
以上、内野手のグローブにとってはメリットのある『指また』についてまとめてみました。
人や動物が長い時代の変化に応じて形や生活を変えて生き延びてきたのと同じように、グローブも長い時間を経てより良い形に変化をしています。
『指また』というグローブの細かい部分にも詳しくなってくるとより野球が楽しくなってきますね。
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