基本モデルが同じであっても、ウェブが異なれば同じように型付けをしても少し違った雰囲気の完成になってしまうこともあります。
オーダーグローブのウェブはデザイン面から選択されることが多いと思いますが、今回は機能面も含めて内野手用のウェブの選び方について紹介していきます。
各ウェブの特徴は?
Hウェブ

内野手用1番人気のウェブがHウェブです。
巨人・坂本選手、ソフトバンク・今宮選手などがプロ野球選手で使用しています。

引用:読売巨人軍公式サイト

引用:UA Baseball JP on Twitter: “”上手くなりたい” 本能が、進化させる …
ウェブを構成するパーツがもっとも少ないので、内野手小のウェブの中では最も軽い仕上がりにしやすいのがHウェブの最大の特徴です。
また、グローブ本体との接続する部分も少ないので、ウェブ自体を自由に扱いやすく、自分好みの型に仕上げやすいのも特徴の1つです。
クロスウェブ

次に紹介するのがクロスウェブです。
オーソドックスなウェブではありますが、長年愛されるロングセラーのウェブです。
球界を代表する二遊間である広島カープ・菊池涼介選手と田中広輔選手の両選手はクロスウェブを使用していますね。

引用:グラブを持ったウィザード 世界に誇る侍ジャパンの守備職人・菊池涼介 …

クロスウェブの特徴としては、Hウェブと同様、グラブ本体との接続している部分が少ないため、ウェブを自由に使用することができ、比較的自由な型に仕上げることができるウェブとなっています。
Hウェブに比べて深めのグローブに仕上げやすいという特徴もあります。
また、有無を言わさないようなシンプルなデザインもかっこいいですね。
バスケットウェブ

続いて、近年人気急上昇中の今最も旬なウェブであるバスケットウェブ
バスケットウェブ人気の火付け役である西武・源田選手やメジャーリーグでも元ヤンキースのジーター選手が使用していたウェブです。
また、巨人軍終身名誉監督である長嶋茂雄氏も現役時代にバスケットウェブを使用していて歴史あるウェブです。

引用:ZETT クラフトマン × 源田壮亮】不変の最上級「プロステイタス」がすべて …

バスケットウェブはHウェブやクロスウェブと比較するとウェブとグローブ本体の接続するパーツが多いため、グローブ自体もガッチリした仕上がりになりやすく、強烈な打球にも負けずしっかり捕球することができ、また型崩れもしにくいこともバスケットウェブの特徴の1つです。
また、ツートンカラーにすることでデザイン的にも抜群にかっこいいウェブです。
「#源田壮亮 選手のグローブへのこだわりを教えてください」という質問を本人に聞いてきました!華麗な守備の秘密は"ふぃっ!"っとしているというグローブにあるのかもしれません!ちなみにグローブは3つほど使い分けているそうです!#埼玉西武ライオンズ #seibulions #NPB pic.twitter.com/ApEWo3qXxk
— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) September 26, 2017
↑こちらの投稿にもありますが、源田選手はクロスウェブやHウェブだと持ち替えの際にウェブに指が挟まってしまう恐れがあることから握り替えをしやすいようにバスケットウェブを利用しているみたいですね。
ワンピースウェブ

少し前の時代に流行ったワンピースウェブ
今はプロ野球選手でも使用する選手は減ってしまいましたが、現中日コーチの荒木コーチ、巨人などで活躍した仁志選手がこのワンピースウェブを利用していたことで有名です。

引用:中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手(熊本工出身)「理想となるグラブの作り方 …

引用:仁志 敏久氏に聞く!グラブの選び方!【仁志敏久から学ぶ 野球の基礎 …
ワンピースウェブの特徴としては、バスケットウェブほど接続部分が大きくないながらも、ウェブの面積もバスケットウェブと同様に大きく強烈な打球にもしっかり対応できるウェブになっています。
ワンピースウェブはセカンドの選手から人気な印象です。
ショック系(ネット系)


最後にショック系(ネット系)のウェブです。
こちらのウェブも約10年〜15年前にすごく流行ったウェブだと記憶しています。
阪神・鳥谷選手、中日・巨人で活躍した井端選手がプロ野球でも使用していたウェブになります。

引用:鳥谷 鉄壁守備を新グラブで“鳥戻す”/タイガース/デイリースポーツ online

引用:新入部員必見!野球用具の手入れ法 ~グラブ編~ | 特集コラム | 高校 …
ショック系(ネット系)のウェブの特徴としては、たくさんの革紐が編み込んで構成されるウェブのため、強烈な打球もしっかり吸収できることです。
また、たくさんの革紐を使用しているため、これまで紹介したどのウェブよりも硬いウェブになるため、型崩れもしにくいウェブであることも大きな特徴です。
また、硬めのウェブになっているため型付けの際は入念に揉み込んであげる必要があります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
実際のプロ野球選手の使用例も踏まえながら各ウェブの特徴やメリットを紹介しました。
ウェブひとつでデザインはもちろん、グローブとしての型も大きく変わります。
新しくオーダーされる際は今回紹介した内容も踏まえてみるとよりこだわりの詰まったオーダーグローブが完成するのではないかと思います。
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