中学校までは軟式野球をしていて、高校野球から硬式野球を始めるという方も少なくないかと思います。
中学校からボーイズやシニアで硬式野球をしていた人にとっては関係がないことが多いですが、高校野球デビューと共に硬式野球デビューをする人が直面する問題として挙げることができるのが『グローブ問題』でしょう。
中学まで軟式野球をしていた人のほとんどが軟式用のグローブをこれまで使用してきたと思います。
しかし、高校になってボールが軟球から硬球に変わってグローブをどうしようか?と考えている人も少なくないかと思います。
その悩みの解決策としては2つ挙げることができます。
①軟式用のグローブを引き続き使い続ける
②硬式用のグローブを新しく購入する

↑こちらの記事でも簡単に紹介しましたが、高校入学前・直後に新しくグローブを購入することはあまりオススメできません。
グローブというものは決して安い買い物ではないですし、特に高校入学直後は守備位置をコンバートされたって話も少なくないです。
ですので、ある程度ポジションも固まってきてからのグローブの購入をGRANSTARではオススメしています。
となると、軟式出身の高校球児の入学直後のグローブ問題は①の軟式用のグローブを引き続き使い続けるが最適な答えであると言うことができます。
しかし、こういった問題が生じてきます。
軟式用のグローブを硬式野球でも使用しても大丈夫なのか?
今回はこの問題について解説していきます。
軟式用グローブを硬式野球で使用して大丈夫?

結論:大丈夫、問題なし
結論から話していくと、軟式用を継続して使用していくことに問題は一切ありません。
使用しているグローブのランクにもよりますが、基本的に中学生が使用しているグローブであれば、高校野球を始めてから3年生が引退する7月ころまでは十分軟式用を使用していて大丈夫です。
基本的に硬式用のグローブも軟式用のグローブも革自体に変わりはありません。
では、硬式用のグローブと軟式用のグローブはどこが違うのでしょうか?
軟式用と硬式用のグローブの違いは使用する革のパーツが異なります。
軟式用のグローブは硬式用のグローブよりも値段が2~3万円ほど安いので、製造側からすると製造コストを下げる必要があります。
なので、軟式用のグローブは硬式用のグローブと比較しても少し質の低いパーツの革を使用するということが一般的です。
他にも、表からは見ることのできないグローブの芯材や裏側で製造コストを下げるような努力を製造側は行います。
従って、使用する革のパーツのランクは異なるので革も硬式用のグローブと比較すると柔らかかったり、芯材も価格の安いものを使用したりするために、硬式用のグローブより品質面では劣ってしまいますが、硬式野球で軟式用のグローブを使用することに関しては一切問題はないということができます。

急いで硬式用を購入する方がハイリスク
硬式野球をするならグローブも硬式用で!と考えて早く硬式用のグローブを購入したくなる気持ちは分かりますが、それはハイリスクです。
目標を持って高校野球という舞台に飛び込んでみたものの、試合に出るためやベンチ入りをするために守備位置をコンバートされるということはあります。
それも、ポジションのコンバートも早ければ早いほどそのポジションへの慣れも適応も早くなるので、高校野球が始まった最初の3ヶ月とかで入学当初希望していたポジションからガラっと変わるという人も少なくはありません。
グローブというものは決して安い買い物ではありません。
既製品であれば4万~6万、オーダーグローブであれば5万~7万円くらいは価格としてしてきます。
ですが、万が一すぐにポジションをコンバートすることになれば、入学直後にせっかく購入した硬式用のグローブをこれから一切使うことがなくなる・・・なんてことも想像することができます。
なので、高校入学前・直後といったまだポジションが確立していない段階での新しい硬式用のグローブの購入はオススメすることができません。
左投の人は例外?
一方で左投の選手は例外ということもできます。
基本的に左投の選手は守るポジションが限定されるのでコンバートされる確率は右投げの選手と比較すると低いです。
そのため、左投の選手は高校入学前・直後に新しい硬式用のグローブを購入しても問題ないと考えることもできますね。
最後に

以上、軟式用のグローブで硬式野球をしても大丈夫なのか?という硬式野球を始めたばかりの人なら誰しもが直面する疑問についてまとめてみました。
丁寧に手入れを行っていれば、軟式用のグローブだろうが硬式用のグローブだろうが硬式野球で使用する分には問題ありません。
軟式用のグローブであろうが大切にしようしていれば、それを見て両親が新しい硬式用のグローブを購入してくれるかもしれませんね。

GRANSTARのオーダーグローブに関する質問・問い合わせはTwitter・Instagram・LINE@より承っております。
ご気軽にお問合せ下さい。