オーダーグローブ

【要注意】高校野球対応のオーダーグローブのチェック事項

高校球児のみなさん、これから高校野球の世界に飛び込むみなさん

高校野球には様々な規則があります。

一番想像しやすいところですと、バッティンググローブやエルボーガードやフットガードなどはプロ野球選手のようなカラフルなものは規則として使用することができず、ホワイトかブラックかネイビーのものが高校野球では使用可能となっています。

 

同じように、グローブにも規則があります。

せっかくオーダーグローブを購入したのに、公式戦には使用できない色だった・・・

そんなことはないように、予め高校野球対応のグローブの禁止事項を振り返っておきましょう。

 

高校野球対応グローブのルールまとめ

高校野球規則から振り返り

 

まずは高校野球規則からグラブに関するルールを振り返っていきましょう。

高校野球規則には以下の通り記されております。

 

■マークの表記

<商標>・その大きさは縦4センチ、横7センチ以内とする。・商標の材質は、布片に刺繍または樹脂の成型物のほか、連盟が認めたものとする。・表記箇所は、背帯あるいは背帯に近い部分、または親指のつけ根の部分のうちいずれか1箇所とする。・投手用グラブに商標を表示する場合、その色は文字の部分を含み、すべて白または灰色以外の色でなければならない。

■カラー

<カラー>※投手用・捕手用・野手用 共通

・本体カラーは、ブラウン系、オレンジ系、ブラックとする。また使用できるカラーであれば、表部と裏部(平裏)部のカラーが違っていても使用可とする。・品名・品番・マーク類などをスタンプによって表示する場合の色は、ブラックまたは焼印の自然色でなければならない。

<縫い糸>・特にカラー制限を定めない

<ハミ出し>・グラブ本体と同系色で目立たないもの、または革の自然色とする。

<しめひも>・投手用グラブのしめひもは、グラブ本体と同色でなければならない。ただし、グラブ本体と同系色で目立たないものについては差し支えない。・野手用(捕手含む)グラブのしめひもは、本体カラーと同系色とする。ただし、ブラックとブラウン系のしめひもに限っては本体カラーにかかわらず使用できる。

■その他

・グラブ、ミットの表面(受球面・背面)に氏名、番号、その他の文字を表記することを禁止する。・捕球面と背面が同一カラーであれば、革の表面への処理(スムース加工やシボ加工、パンチング加工)の違いは使用を認める。・しめひもは、長すぎないこと。親指の長さ程度にすること。

引用:https://www.mizuno.jp/baseball/rule/high_s.aspx

 

以上となっています。

これからひとつずつ見ていきましょう。

 

①本体カラー

 

本体カラーは、ブラウン系、オレンジ系、ブラックとする。また使用できるカラーであれば、表部と裏部(平裏)部のカラーが違っていても使用可とする。

と本体カラーに関しては記載されています。

基本的に本体カラーは1色のみで、こちらのプロ野球選手のようなグローブは高校野球ではしようすることはできません。

また、レッドやブルー、ピンクのような派手なカラーも使用することはできません。

高校野球で使用できるカラーは以下の通りです。

 

高校野球使用可能カラー(GRANSTAR仕様)

Dオレンジ
オレンジ
ナチュラル
イエロー
ブラック
ブラウン
Eブラウン(海老茶)
コルク

 

こちらのカラー以外は原則として高校野球で使用することはできません。

高校野球対応のグローブは原則として、1色のみですが、高校野球規則にもあるようにヒラ裏部のカラーは本体カラーと異なっても使用することは可能です。

※高校野球使用不可のカラーはヒラ裏でも使用することができません

 

②刺繍

 

オーダーグローブの醍醐味は刺繍と言っても過言ではありませんが、こちら↓のような背面への刺繍は高校野球対応のグローブでは禁止されています。

原則として見えるところ

すなわちヒラ裏への刺繍のみが高校野球で可能な刺繍となります。

 

③マーク

 

マークに関してももサイズ等規則がありますが、ここに関してはメーカーが対応しているのでこれから高校野球対応のオーダーグローブを購入しようとしているお客様が考える必要はありません。

しかし、注意点がひとつあります。

先ほどでの「刺繍」でも述べた通り、背面への刺繍は高校野球では禁止されています。

したがって、「直刺繍」でのマークは要注意です。

 

規則にも以下のように記載されています。

<商標>・その大きさは縦4センチ、横7センチ以内とする。・商標の材質は、布片に刺繍または樹脂の成型物のほか、連盟が認めたものとする。・表記箇所は、背帯あるいは背帯に近い部分、または親指のつけ根の部分のうちいずれか1箇所とする。・投手用グラブに商標を表示する場合、その色は文字の部分を含み、すべて白または灰色以外の色でなければならない。

 

布片に刺繍または樹脂の成型物のほか、連盟が認めたものと書かれています。

直刺繍は布片に刺繍をせずに、グローブ本体に刺繍をしていることになりますので、ここは規則に引っ掛かってしまいます。

しかし、最後に連盟の認めたものと書かれているので、少しグレーなところですね。

購入するオーダーグローブを高校野球で使用するならば、「直刺繍」は見送った方がいいかもしれませんね。

 

④ハミダシ

 

グラブ本体と同系色で目立たないもの、または革の自然色とする。

 

ハミダシに関しては上記の通りに記載されています。

グラブ本体と同系色とは「キリハミホワイト」のことを示します↓↓

こちらのキリハミホワイト(同系色)以外は本体カラーと同色のみが使用可能となります。

ですので、タマハミホワイトも規則上は使用不可となります↓↓

 

⑤縫い糸

 

縫い糸に関しては特別な規則はありません。

本体カラーに規則がある分、周りと少し似たグローブになりがちですので、縫い糸で少し派手なカラーを選択することでデザイン面で個性を出すのがオススメです。

 

以上、グローブにおける高校野球規則をまとめてみました。

せっかくのオーダーグローブ最後の最後の公式戦で規則違反で使用できなかった。なんてことのないように、オーダー前より念のために注意しておきましょう。