人に目や鼻、顎、肘、膝と各部位に名前があるのと同じようにグローブにも各パーツに名前があります。
野球を知ってる人ならみんな知ってそうですが、意外にも知らない人が多いのが現実です。
各パーツの名称を知っていると、グローブをオーダーする際にもスムーズにできますし、野球人なら知ってて損をすることはないので、今回はグローブの各パーツの名称をまとめていきます。
ウェブ
ウェブとは網のことです。
ポジションによって使用するウェブは異なります。
また、ウェブによってグローブの型も少し変わってくるので、ポジションに応じて自分にピッタリのウェブを選択するといいでしょう。
紐(レース)
こちらが紐(レース)です。
1枚だった革をパーツごとに裁断し、縫製し、最後に紐を通してグローブとしての形が完成します。
この指先の感覚を広くするのか狭くするのかでグローブの型も変わってきます。
ちょっとした変化でグローブは大きく変化するので、グローブで最も重要なパーツのひとつです。
特にこの指先の紐が切れてしまうとグローブとして機能しなくなるので、定期的にしっかりオイルを塗って保革することが大切です。
捕球面
こちらが捕球面です。
読んで字のごとく、ボールを捕球する部分です。
ヒラと呼ばれることもあります。
ヒラ裏
ヒラ裏とは手を入れる部分です。
ヒラ(捕球面の)裏にあることからヒラ裏と呼ばれます。
グローブの規則の多い高校野球対応のグローブでは、このヒラ裏の色によってオリジナリティを出すことができます。
ヘリ革
ヘリ革は手の甲の空いた部分(窓)を覆った、このグローブでいう水色(Sブルー)の部分です。
長くグローブを使ってると、汗の影響でヘリ革はボロボロになりやすいので、手入れの際は保革を怠らないようにしましょう。
ハミダシ
▼キリハミ
▼タマハミ
ハミダシは各指の親指側のパーツと小指側のパーツをつなぎとめる役割があります。
ハミダシにはキリハミとタマハミがあります。
耐久性はキリハミが勝りますが、オーダーをされる際はデザイン的に好きな方を選択されるといいと思います。
※高校野球で使用するグローブは基本的にタマハミは使用できませんので注意してください。
ラベル(マーク)
各メーカー・ブランドの象徴であるラベル(マーク)です。
ラベルにも規則があり縦40ミリ×横70ミリというサイズの制限があるので、大きくすればいいというわけではありません。
指かけ
▼親指かけ
▼小指かけ
指かけは親指と小指の効きを調整するためのパーツです。
特に親指側は少し調整するだけでグローブの感覚は大きく変わってきますので、いろいろ試してみて自分にピッタリの効きを見つけてみてください。
指また
この○で囲った部分が指またと呼ばれる部分です。
指またがあることによって、捕球面の中で1番衝撃の受ける人差し指と中指の間の衝撃を分散することができるので、グローブを長持ちさせることができます。
また、指またがあることで捕球面も広く使うことができます。
土手
こちらが土手というパーツになります。
この土手を柔らかくすることで、グローブはより手に馴染み扱いやすくなります。
この土手部に通った土手紐を抜くことで、より土手を柔らかく使うことができます。
ヒンジ
▼ヒンジ
▼ワイドヒンジ
ヒンジとはこの親指芯と小指芯の間の切れ目の部分です。
ここを折り曲げるように関節を作っていくことで、捕りやすいグローブに仕上がります。
また、2枚目のようにヒンジに1本紐を入れるワイドヒンジにすることで、より捕球面を広く使うことが可能になります。
中袋
この指を入れる部分の上側を中袋(なかぶくろ)と言います。
あまり知ってる方は少ないかもしれませんが、グローブを構成するパーツの中でも大きいパーツですので、グローブにとって重要なパーツです。
折り返しハート
捕球面パーツである折り返しハート
この折り返しハートがなかったり半分だけの折り返しハートハーフのグローブはよりグローブを柔らかく使用することができるので、人差し指を押し出す動きがしやすく、当て捕りに向いています。
最後に
以上、グローブの各パーツを紹介してみました。
グローブは例えば紐の感覚を少し調整するだけで全く別物に変化するので非常に奥が深くおもしろいです。
野球をするならグローブについて詳しくなっていても損はありません。
自分のプレーを追求するのと同じように、自分のグローブのことも追求できればより野球がおもしろくなると思います。
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